倉庫建設コンサルタントの役割とRiSOKOの物流コンサルティングを紹介
投稿日:2021.04.27
更新日:2024.11.19
お役立ち情報
今回は、倉庫建設コンサルタントの役割について、さまざまな倉庫ニーズに対応するRiSOKOのサービスを参考に、みなさまに分かりやすくご紹介していきたいと思います。
Contents
倉庫建設コンサルタントについて
そもそも建設コンサルタントは、人々の生活に欠かすことができない鉄道・橋・空港・道路を始めとして、ライフラインに関わる上下水道・ガス・通信・電気など、多様な社会資本整備の事業執行において、それぞれの課題に取り組む専門家集団の事を指しています。なお、建設コンサルタントの法的な定めは、「公共工事の前払金保証事業に関する法律」にあり、以下のように定義されています。
引用:e-Gov
EC市場が年々拡大する現在では、物流を下支えするさまざまな倉庫は人々の生活にとって欠かすことができない重要な施設となっています。マンションなど、一般的な建築物とは全く異なる機能や設備が求められる倉庫建設では、倉庫建設コンサルタントの役割が非常に重要になります。
危険物倉庫を含む「特殊倉庫建設」は専門性が非常に高い
一般的な建設コンサルタントは、国や自治体、鉄道事業や高速道路を運営する事業者などから受注する社会資本整備に関して、発注者の技術的パートナーとして調査・企画、計画、設計、施工管理などと言った、工事における施工を除くさまざまな分野を担う仕事となります。倉庫建設コンサルタントに関しても、「発注者の技術的パートナーとなる」という根本部分に関しては同様の仕事と考えても良いでしょう。
ただし、一口に倉庫建設と言っても、保管する物品によって必要とされる倉庫機能は全く異なります。例えば、冷凍食品などを保管する予定であれば低温状態を維持することができる『冷蔵倉庫』が必要になりますし、消防法で危険物に指定される物品の保管であれば『危険物倉庫』が必要になるわけです。他にも、少子高齢化などで人手不足が深刻化している物流業界では、省人化・省力化を目指した『自動倉庫』などが求められる場合も多くあります。
このように、倉庫建設に関しては、お客さまのビジネスフェーズと倉庫建設のニーズをマッチさせる非常に高い専門性が求められます。
RiSOKO トータル物流コンサルティングについて
RiSOKOブランドでは、お客さまの物流におけるビジネスフェーズから『危険物倉庫・冷蔵倉庫・自動倉庫』の3つの倉庫を中心にソリューションをご提案しています。物流ビジネスで考えられる、さまざまな課題を解決できるよう、客さまのビジネスフェーズと倉庫建設のニーズをマッチさせるため、以下のような倉庫建設サイクルを構築してます。
- ロジスティック構築の検討
物流での拠点エリアのために倉庫新設を検討している方へ向けての土地取得提案 - 物流ソリューションの策定
物流インフラやサプライチェーンの見直しによる倉庫の増築や移設 - 倉庫オペレーションの構築
在庫管理や物流の円滑化、コスト削減、機能性を見直しスペックの最適化を提案 - ジャストスペックの提案
サプライチェーンの見直しで、保管・配送をスムーズにする倉庫構造の合理化を推進
倉庫建設コンサルタントの役割やコンサルティング項目を紹介
それでは、倉庫建設コンサルタントの役割について、みなさまに分かりやすくご紹介するため、RiSOKOトータル物流コンサルティングの具体的なサービス例からご紹介しておきます。
危険物倉庫を含む特殊倉庫の建て替え
どのような倉庫でも、保管スペースを最大限有効活用することが大切です。そのためには、現状の物量情報を算出し、工程作業量や倉庫の稼働状況、人材配置など、細かな部分までヒアリングし分析する必要があります。お客様からヒアリングした結果から現状の課題を見つけ、倉庫内の最適な保管容量を導き出し、新たな倉庫の構造設計などを行います。
また、事業展開に対応した倉庫の建て替えや移設、増築、更地からの建て替えや解体など、可能な限り無駄を省いたジャストスペックな倉庫提案を行います。
倉庫コンサルティング項目
- 物量情報の入手
- 工程作業量の把握
- 稼働状況の確認
- 人材配置の編成
- 更地からの建て替え提案
危険物倉庫を含む特殊倉庫のリフォーム
どのような建築物であっても、そこに存在するだけで劣化が進行してしまうものです。特に顧客の大切な商品を保管する倉庫では、小さな劣化の放置が雨漏りなどを引き起こし、保管物品をダメにしてしまう…などと言ったリスクも考えられます。台風や地震など、大規模自然災害が非常に多い日本では、老朽化の予防保全が非常に重要になります。
RiSOKOでは、危険物倉庫や冷蔵倉庫、自動倉庫等の特殊な機能を持った倉庫に関する建設実績も多く、そのノウハウを生かして、それぞれの倉庫に必要な点検作業を含めた、増築・改築のご提案を行っています。また、安全性やコンプライアンスの観点から、建設基準法に則った専門的なリフォーム・修繕も行います。
こちらで危険物倉庫を含む機能別倉庫の種別と建築方法の種類を紹介しています。
倉庫コンサルティング項目
- 屋根・壁・窓・床などの法令基準の点検
- 内装・外装の修繕・修復
- コンプライアンスに則った専門的な倉庫メンテナンス
倉庫用地の取得
倉庫の新設・移設では、倉庫用地の取得が非常に重要になります。大規模施設の建設では、さまざまな法規制のことも考えなければいけませんし、建設コストを削減するためには、各種助成金の活用など、幅広い専門知識が必要になります。
RiSOKOでは、お客さまの業種に合わせて、立地条件・敷地面積・建築概要・契約方式・その他、さまざまな条件をヒアリングし、物流オペレーションがスムーズに展開できるロジスティック提案を行っています。また、倉庫を建設する際の事業計画や、用地相談や各種申請サポートも行っています。
倉庫コンサルティング項目
- 立地条件の確認
- 適正規模の算出
- ボリュームプランの作成
- 最適用地情報の提供
倉庫機能の向上・改善
人手不足が深刻化していると言われる物流業界では、倉庫作業の自動化による省人化・省力化が注目されています。実際に、物流現場に合わせた最新テクノロジーの開発が年々進んでいます。
RiSOKOでは、現状の倉庫機能に存在するさまざまな課題を解決するため、倉庫機能の向上・改善のご提案を行っています。例えば、倉庫のオートメーション化や、倉庫内スペースの効率化などを検討されている方に、倉庫内の自動化を促進したシステム導入を行います。他にも、労働環境改善のための施設改修や省エネ対策、倉庫の安全体制を完備するための整備なども行います。
倉庫コンサルティング項目
- 環境改善
天井扇設置、屋根面への遮熱塗料塗布などによって暑さ対策を行います。 - 省エネ対策
既存空調設備の更新・点検を行います。また、補助金事業を活用した対策を実施します - インフラ整備
自動ラック倉庫やAVG(自動搬送設備)の導入を検討し、合理化・効率化を提案します。 - 安全対策
倉庫の安全体制を完備するために法令遵守に則って整備します。
> 施工実績はコチラ
危険物倉庫建設のポイント
危険物倉庫を建設する際は、「倉庫で取り扱う物品の種別や指定数量」「建設予定地の用途地域」「保有空地のルール」「危険物倉庫の制限や規模感」などを理解する必要があります。 危険物倉庫建設で必要なポイントを解説します。
危険物施設の種類
危険物施設は大きく分けて、製造所、貯蔵所、取扱所の3種類あります。
一般的に危険物倉庫は屋内貯蔵所を指すケースが多い。
- 製造所
危険物を製造する施設。 1種類のみ。 - 貯蔵所
危険物を貯蔵、取扱う施設。屋内貯蔵所(いわゆる危険物倉庫)・屋外貯蔵所・屋内タンク貯蔵所など7種類。 - 取扱所
危険物を取扱う(消費や詰替えなど)施設。ガソリンスタンド・販売取扱所・移送取扱所(パイプライン)・一般取扱所の4種類。 - 倉庫を新設したい
危険物倉庫、冷蔵倉庫、自動倉庫など物流倉庫の新設を検討されている方へ倉庫を建設する際の事業計画や、用地相談や申請のサポートから行っています。 - 倉庫の改築をしたい
倉庫の改築・増築もお任せください。物流ソリューションのための計画・設計をご提案いたします。 - 倉庫の建て替えをしたい
事業についてしっかりとヒアリングを行い、事業展開に適した倉庫の建て替えや移設、更地からの建て替えや解体など、コンサルティングします。 - 倉庫の改善提案をしてほしい
環境改善、インフラ整備など倉庫に関する物流コンサルティングを行います。
まとめ
今回は、倉庫建設コンサルタントの役割について、RiSOKOのサービスを参考にご紹介しました。この記事でご紹介したように、倉庫建設コンサルタントは、単純な建設に関する技術アドバイザー的な役割だけでなく、より効率的に倉庫を運営していくための心強い味方でもあります。以下のようなご要望がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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